訪問看護では、患者さんが自宅や地域で自分らしく生活できるようサポートを行っています。看護師を中心に多職種が連携し、日常生活の中でお困りのことを解決していけるよう努めています。病棟と訪問、外来と訪問のリンクナースを配置しており、入院・通院～在宅まで継ぎ目ない支援に取り組んでいます。病棟では見えない患者さんの実際の生活に寄り添った支援ができ、また多職種連携をより実感できます。

通院される患者さんの精神症状に合わせた診察介助や、日常的な困りごとなどの相談に乗っています。患者さん本人だけでなくご家族からの相談を受けることもあり、日常生活のケアについてアドバイスすることもあります。患者さんとご家族に“身近な存在”と感じていただけるよう、笑顔と丁寧な対応を心掛けています。

精神科デイケアは、地域生活を送られている精神のご病気をお持ちの方が治療とリハビリをする場所です。看護師は、他職者と話し合いながら専門的知識を活かしプログラムの準備や進行を行います。デイケア中は看護師の知識や技術を活かし、利用者さんの外傷の手当てや健康面の指導をしています。利用者さんの表情や発言などから精神状態を把握し、相談や生活習慣の改善のアドバイスをして、ご本人・ご家族・支援者と今後の支援について話し合って行っています。

利用者さんの安心できる生活や自立・在宅復帰のためのリハビリがしっかりと行えるよう、日々の健康管理を行っています。身体的な介助・支援だけでなく、水口病院と連携し長年培ってきた認知症ケアを実践し、利用者さんと共により良い暮らしのお手伝いをしています。また、身体不調時には近隣の医療機関とスムーズな連携を取り、速やかに介護から医療に繋げます。