インターン参加者の感想

服薬指導を超える病院業務への驚き
立命館大学 Tさん 2018/3/19-20

 就職活動をするにあたって、『単科と総合病院の違いを知りたく、また精神科に興味を持っているが、薬局実習では精神科領域の薬が適正に使用できているのかが分からなかった』のでインターンシップに応募しました。
 自分の想像していた病院薬剤師像である、単なる服薬指導だけではなく、在宅や患者さんの状態チェックの為の病棟業務が行われており驚きました。
 現在の医療では退院した後の状態の把握が難しいと感じており、薬局での在宅や訪問看護ステーションは増えているが、病院カルテを閲覧できないことから情報が少なく、再入院しても病院側もどのような生活を送っていたのかわからないのが現状ですが、病院自体が訪問薬剤師や訪問看護を行うことで、生涯を支援していくことは1つの解決方法だと思いました。
 これまでの印象では精神疾患の患者さんは会話することが難しく、聞き取りが非常に困難であると思っていましたが、実際には自分の思っていることを一生懸命伝えようとして下さる方が多い事に気付きました。生活を続けていけるように会話の中でさりげなく症状の確認を行い、指導へ活かしていく技術や観点は大変勉強になりました。
 また、精神科の薬剤師は精神科薬物療法の知識だけではなく、心理学的なコミュニケーション技法を用いたり、単科の病院では他科の専門医がおらず、問い合わせ先として標榜科目以外の幅広い知識を薬剤師が知っていることが重要であると知りました。

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患者さんの目線から最大限の利益を引き出す思考を実感
立命館大学 Nさん 2017/8/23-24

 精神疾患は病気の線引き自体が難しいとのことで、教科書だけではつかめない部分が多々あるのだろうと思っていた。大学の同級生から『水口病院のインターンが精神科への見方やイメージを変える機会になった』と聞いてインターンに応募しました。
 病院内の様子は想像していたよりも綺麗で明るく(特に職員さんが)、陽性症状/陰性症状といったフレーズが私の中で一人歩きしていたが、普通に会話やゲームを楽しんでいる姿から今までなんとなく抱いていたイメージとは違っていました。
 精神科では経過によって診断名が変わっていくこともあるという話を聞いて、診断の繊細さや難しさを感じたと同時に、病によって違う幻覚のタイプもあることを知り、患者さんと接することで見分け方のポイントを肌で感じられたりするのかなと思いました。
 治療方針や指導記録を読んでいると、『いかに患者さんの目線に立って最大限の利益を引き出そうと思案しているか』が伝わってきました。薬物療法はもちろんなのだが、副作用に囚われ過ぎず、本当に困っていることへのフォーカスをすることが信用への第一歩であり、ひいては回復への近道であるのだなと伝わってきました。
 2日間のインターンを通して、患者さん本人はもちろん、周囲の協力が不可欠であることを再認識しました。特に生活環境を整え、社会復帰をする為には、家族の支え無しには実現できないと感じました。病院という建物であるが、グループホームやしろやまコミュニティハウスなどの関連事業をみて、就労支援や1人暮らしの練習についても病院の支援下で行え、患者さんやその家族も安心できる取り組みがあると思いました。

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チーム医療の実際を五感で学ぶ
立命館大学 Nさん 2017/8/23-24

 インターンシップのポスターを拝見し、『現場に入ることで薬剤師間や多職種との連携など、チーム医療の実際はどのようなものか五感で学べるのではないか』と思い応募しました。
 精神科は「患者さんが個室でなるべくストレスを与えないように過ごしているのかな」と想像していましたが、実際には全くそのようなことはなく、むしろ日中は部屋から出て食堂や作業療法室での活動など、活気のある交流が図られていて薬剤師や多職種の方々が患者さんに寄り添っている現場に印象が変わりました。
 同じ疾患でも個別の背景によって大きく症状は異なり、同じ治療法を適応することが必ずしも正しくはなく、注意深くコミュニケーションをとることで、治療効果を見ながら1人1人に最適な治療計画を立てていくことがとても大切であることを感じました。
 今回のインターンシップでは患者さんの僅かな変化に気付くためのポイント1つ1つや精神疾患の治療方法だけではなく、他科の疾患での検査値や画像検査、論文の読み方と活用方法など実際に働いているから教えて頂けるようなことまで体験できました。
 『自分が働く上で何を求めるか、仕事におけるやりがいが何なのか』を知ることができました。

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問題を的確に把握し、会話に載せる能力
立命館大学 Mさん 2017/8/17-18

 薬局は外来患者さんのアフターケアとして機能を発揮しますが、薬局での実務実習では精神科患者さんへの服薬指導にかけられる時間は5~10分が殆どでした。また、毎回同じ薬剤師が対応できるわけではなく、患者さんの中には簡単に心を開いてくれない方もおられ、『病院ではどのように精神科の患者さんへアプローチしているのかを知りたい』と思いインターンシップに参加しました。
 今回のインターンシップでは病棟や在宅訪問での服薬指導に同行し、1人1人の患者さんの話を焦らずゆっくりと聞くことが出来る十分な時間があると感じました。
 『学校ではこの疾患にはこれだけの症状がある』と画一的に教わるので、同じ病名の患者さんであっても、意思疎通が出来る方もいれば、全く応じない方もおられ、ある1つの診断名でも症状が多様であることに少し驚きました。また講義では症状の内容まで習う機会はありませんでしたが、疾患による幻視、幻聴体験の違いなどを知り、患者さんの訴えから、何に困っているのか、何をして欲しいのか、最近の症状はどうかなど、『的確に把握する能力が必要だと思いました。また、それらの事を自然な流れの中で話しているように見えました。』患者さんとの距離が近いのは病院より薬局と聞いていましたが、病院も患者さんとの距離が近いと思いました。

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チーム医療の中で薬剤師の担う役割
立命館大学 Tさん 2017/8/17-18

 精神疾患については授業でも学ぶ機会が有りましたが、他の疾患と比べると実際に患者さんにお会いしないと分からない部分が多いのではないかと思い、『チーム医療の中で精神科薬剤師が実際に担っている役割について学びたい』と考えインターンシップに参加しました。
 長期的に病気と一緒に生活して行く為には、一生涯において薬を服用していく必要がある場合も多く、退院後の服薬継続率の低さからも、精神科薬剤師は医師や看護師、精神保健福祉士、作業療法士などを含めた様々な職種や生活支援センター、援護寮、老健施設など広域な連携にて様々なステージの患者さんをサポートしていることを学びました。
 精神科においては単に服薬確認を行うという目的ではなく、お話を聞くこと自体にも大きな意味があることを学びました。単に質問に対して聞かれたことのみを伝えようとするのではなく、『何故そのように思うのか、受診や入院している理由まで話を掘り下げることで、より納得して治療に専念できること、再入院を防止することに繋がる』と学びました。1人に掛けられる時間や情報量の多さはイメージしていたものと異なりました。様々な職種との共同指導にて、トランプ遊びからも動作性改善や状態把握が意図されており、時間帯ごとの服薬状況の把握からは生活リズムの建て直しへのアプローチなど、積極的に治療に関わることでより良い治療に繋がっていることから、そのような薬剤師になりたいと思いました。改めて根拠のある説明をすることで、薬剤師に何が出来るのかをアピールすることの大切さと、患者さんとコミュニケーションを取りより多くの情報を得ることの重要性と難しさが分かりました。

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薬剤師の可能性と関わりにおける密度の濃さ
立命館大学 Kさん 2016/4/4-6

 僕は大学に入学してから『薬剤師として医療の現場で何が出来るだろう』と常々考えていました。正直に言うと『患者さんと深い関係性を築いたり、今までにない新しいことを打ち出していくのは難しい』と思っていました。
 しかし今回のインターンシップを通してその印象は無くなりました。
 患者さんと話す場面をたくさん拝見させて頂きましたが、患者さんの話を引き出すための工夫を凝らしていたり、言葉だけではなくちょっとした表情の変化も察知して対応を考えていたりと患者さんをリラックスさせ、気持ちよく話せる環境を作ろうとしている姿に感動しました。心理的なアプローチは一般的には薬剤師の仕事ではないのではと思われるかもしれません。
 しかし『柔軟に物事を捉え必要なことを行っていく姿』を目にして僕もその姿勢を心掛けていきたいと思いました。水口病院では職種の壁が低く、その根底には、『患者さんのため』というシンプルな共通の目的に沿って考え行動していると強く感じました。
 今後このような病院が増えて精神科に対するイメージがより良い方向へ変わっていけば良いなと思っています。

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薬剤師が行う精神療法
京都薬科大学  Iさん 2015/9/7

 今回のインターンで私は『自分のやりたいことを考え直す良い機会』になりました。
 病院実習などを通して的確な処方提案、薬の知識を駆使して患者さんの助けとなることが薬剤師のやるべきことだと思っていました。もちろんそれは大事なことだと思います。ただ患者さんが少しでも話しやすくなったり、気持ちが軽くなればと薬剤師の先生方が精神療法を積極的に学び実践していたり、現場でも患者さんと丁寧に話をして、患者さんの気持ちを汲み取りながら改善策を患者さんと一緒に話し合う姿を見て、私自身も以前考えていた、『薬の面だけではなく気持ちの面でも寄り添える薬剤師になりたい』と改めて思いました。私も人に安心感を与える話し方、傾聴の仕方などを学んで少しでも理想に近づきたいと思いました。

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精神疾患を抱える患者さん、また医療を行う現場を肌で感じて
京都薬科大学  Aさん  2015/8/31-9/2

 在宅医療等の病院の外での取り組みや精神疾患を抱える患者さんとは一体どういった患者さんなのか知らない部分が多く、知見を得るために今回インターンシップに参加させて頂きました。この3日間でたくさんの患者さんと話す機会を頂きましたが、『実際に患者さんと話をして感じたことはその問題の多さ』です。幻聴や妄想、幻覚といった精神症状から不眠を訴える患者さんや多弁傾向でまとまりのない話をされる患者さんを目の当たりにして正直その苦しさは想像でしか分かりませんでしたし、非常に戸惑いもしました。こういった症状から生活面、対人関係において問題が生じて、その負荷から食事面や生活環境にも乱れが出てくるなど、『教科書で学ぶだけでは絶対に分からない患者さんの現状を知ることが出来ました。』患者さんと話すことに戸惑いを感じていましたが、薬剤師の先生から『精神疾患は特別な病気ではなく他の病気と同じだと思う。心臓が悪くなれば心疾患に、腎臓が悪くなれば腎疾患に、脳に異常があると精神疾患になると考えると疾患の中の1つだと思わない?』、『精神科では時系列を大切にして、患者さんの人生を聴き、それを踏まえた上で対応して行く必要がある』といった言葉を頂いた時にすごく納得しました。どこかで精神疾患というものに対して特別視している所がありましたが、その認識を改められたからその後は患者さんと普通に話すことが出来たと思います。
 精神科の病院はどうしてもどこか暗い印象、別世界の空気感、隔たれた世界といったイメージを持っていましたがその印象は今回の経験で変わりました。建物もとても綺麗で開放的な空間を提供しようとしているのだなと感じました。また病気そのものよりも患者さん、「人」をしっかりと見て、いかにより良く人生を歩んでもらえるかという点を意識して医療に従事している姿を拝見して、精神疾患の患者さんに対してだけでなく、全ての患者さんに対して必要な心構えだと思いました。将来自分が薬剤師になったときにこの姿勢を大事にして医療に携わっていこうと思います。
 最後に最近では患者さんを地域で暮らせるようにして行くという動きが大きくなっています。実際にイタリアでは強制的に精神科病院を廃止し、地域で患者さんが暮らせる体制を作りました。現場に参加させて頂き日本に合う形はどんな形なのだろうとより強く考えさせられました。

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精神科の時代背景、そして現在(いま)の精神科で従事している薬剤師の話を聴いて
京都薬科大学 Mさん 2015/8/10-13

 病院の中の様々な施設を案内してもらい、まずその充実した環境に驚きました。たまに耳にする精神科の恐さは全く感じませんでした。そして案内してくれた看護師さんが1つの病棟について話をして下さったことが非常に心に残っています。『この病棟は幼い頃から病院に入院している人が多いです。というのも昔は精神的な異常や発達の遅れがあると家族も見捨てて、病院に入れてそのままという風潮がありました。だから昔の写真を見るとスタッフが赤ちゃんをおんぶしながら仕事をしている姿が残っていたりします。そうやって小さい頃から入院生活を行っているので社会生活が営むことが出来ず、生涯病院で生活しなければならない方々がいます。今でこそ患者さんを地域で安心して生活出来るように社会としても動きが変わってきていますが精神科という時代背景の中でこのような時代もあったことを知っていて下さい』この話を聴いて今は違っていても実際に昔はあったことと知り少しショックでした。そういった精神科の過去を知り考えさせられることも多かったですが、現在(いま)医療に従事されている薬剤師の先生方に対して感銘も受けました。
 一番驚いたことは患者さんに対するコミュニケーションの多さと話しに行く前の綿密な計画、準備の仕方でした。私は双極性障害の診断についてどのように診断するか疑問があり伺ったのですが、「双極性障害であれば、家族歴や睡眠時間の違いが重要であり、このように事前に知り得る情報を得た上で何を訊ねるか、どのような面談にして長いスパンで見たときに意味のある1回になり得ているかなど目的を持って話をすることが大切だよ」との言葉を聴き、事前にこれだけ準備して、イメージされて患者さんと面談を行うから対話も自然でここまで話が弾むのだと思いました。また「病気の改善には長い時間がかかることも多い。調子が悪い時期が続いても医療を提供する側は大きく構えて患者さんを不安にさせないようにすることが大事だと思う」と話して下さり、その姿勢で面談に臨むから状態の優れない患者さんもいつのまにか笑顔になるのだなと感じました。
 この4日間を経て狭い見方をせずもっと広い視野を持って学び、チーム医療の中で信頼される薬剤師になろうと思いました。

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職域を超えて医療に従事する薬剤師の姿
京都薬科大学 Fさん 2015/8/10-13

 統合失調症について大学の教室で学んだ時に症状の欄を見ると「人格崩壊、予後不良」などの記載があり恐いイメージが本当に強くあったので、実際に疾患を患っている方も特殊な状態だと思っていました。しかし訪問指導で同行した際にお会いした患者さんは本当に気遣いの出来る優しい方でした。薬剤師の先生が『患者さんは本当に優しい人ばかりだよ。』と話されていたことが非常に強く残っています。患者さんのことを病名や処方薬で呼ぶ場所が未だにある中で、この病院の薬剤師の先生方は「人対人」として接しており、きちんと患者さんと対話している姿に感銘を受けました。私は薬剤師の主な仕事は調剤、監査、疑義紹介などで薬剤師が自発的に患者さんのために動くのは難しいとネガティブなイメージを持っていました。しかし対話をすることで患者さんの負担を少しでも軽減させようと尽力している姿、更にはチーム医療の役割をしっかり担う為に薬剤師の分野以外の知識も身に付けたり、しっかりとした情報提供を行う為に薬剤師が読む本だけではなく他職種が読む本を読み、在宅ケアなどに積極的に参加している姿を拝見して私の中での薬剤師像が大きく変わりとてもやりがいのある職業だと思うことが出来ました。
 またこの4日間のインターンを経て水口病院は明るく、開放的で、患者さんを病院に縛るのではなく地域で暮らしやすい環境を提供出来るようサポートを行う場所だと感じて、当初抱いていたイメージと大きく印象が変わりました。
 他では学ぶことの出来ない現場で従事する薬剤師の先生方の姿を間近で拝見して得たことを活かし、より良い薬剤師になれるよう頑張っていこうと思っております。

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精神科領域で活躍できる薬剤師像を描けるように
京都薬科大学 Oさん 2015/5/2

 私は精神科での薬剤師の活躍に大変興味がありました。
 しかし病院実習などでは精神科での薬剤師の活躍を実際に見ることが難しく、またその現場が少ないように思え、『必要とされているのか不安に感じていた』ためインターンシップに参加することを決めました。インターンシップを通して、精神科での薬剤師の業務について拝見できただけでなく医療人としてどのような視点やはこびで言葉や言い回しを選ぶのかという事について深く考えることが出来ました。また、薬剤師の先生の論理的で的確なお考えや居心地の良さを感じる温かい人柄に、薬剤師像としても人としてもとても憧れを抱きました。迷いながらも水口病院に辿り着く事が出来て本当に良かったです。私にとっては『自分の理想の薬剤師像や具体的に将来を考える大変有意義なきっかけ』となりました。お忙しい所丁寧に迎えて下さり本当にありがとうございました。

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他職種との情報共有、意見交換、この積み重ねがチーム医療を機能させていく
同志社女子大学 Jさん 2015/4/6-7

 この2日間のインターンシップで私は『薬剤師がチーム医療の一員として充実した参画が出来ていること』に一番感動しました。
 病棟業務や在宅の際に医師や看護師と話している姿を見て一方的ではないこと、両者がそれぞれの職域の視点から意見を出し合い新たな解決策を見出していたこと、更に医師が薬剤部まで足を運んで議論を重ねていたことを目の当たりにして、よほどの信頼関係がないと有り得ないことであり本当のチーム医療とはこういうことだと実感しました。そして患者さんと話す機会も頂きましたが、その中で『患者さんも普段の生活は私たちとなんら変わらない』と知ることが出来て、自分が思っていた暗く怖いものではないということが分かりました。今回の経験から今後はたくさんの知識を得て、自ら積極的に他職種の方々、患者さん共に働きかけて信頼関係を築ける薬剤師を目指して行きたいと思います。

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病院薬剤師の試みとして珍しい在宅に同行して
同志社女子大学 Nさん 2015/4/6-7

 私は『在宅における薬剤師の関わりについて』一番興味がありました。
 実際に同行させて頂いて私は学校の授業で『患者さんの周りの人もケアすることが大切である』と習ったことを思い出しました。
 同行先の患者さんはお父さんと二人暮らしです。訪問してしばらくすると患者さんに少し疲れが見え始めました。しかしお父さんが日頃のことや御自身のお話をされており、その話を薬剤師の先生は中断することなく最後まで聴いていて、お父さんも楽しそうに話していました。帰りに先生が『患者さんが少し疲れていたのは分かっていたけどお父さんがいつもよりたくさん話をしていた。帰って欲しくないと思っているように見えた。介護をする立場として大変なこと、辛いこと、多々あると思う。それを少しでも軽減できたらと考えてあの場面ではお父さんの話したいことを話してもらい、それを聴こうと考えた。』と話をされました。
 私はこれを聴いて初めて『周りの人をケアする』とはこういうことだと思いました。
 『介護する側の精神的な負担を軽減出来るように配慮していく、それが結果として患者さんと介護者との関係性を良好に保っていくことに繋がる』のだと思います。患者さんのことを考えるからこそ周りの人のことまで考えることが大切だと感じました。良い経験をさせて頂き本当にありがとうございました。

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「イメージを覆す」その言葉通りの4日間
大阪大谷大学 Tさん 2015/3/16-3/19

 今回のインターンで私は在宅、褥創チームへの参加、病棟での患者さんへの指導など多岐に渡る薬剤師の業務を経験することが出来ました。在宅では看護師の方がバイタルを測っている間に薬剤師の先生は薬の確認や管理、栄養師の方は患者さんの栄養状態の確認と他職種同士が一体感を持って業務を行っていたことが一番印象に残っています。『お互いの専門知識を共有して、フォローし合うことで患者さんの負担になることなくスムーズな訪問指導を行うことが出来る』のだと感じました。
 褥創の回診に同行した際は医師、薬剤師の先生に褥創の現状について色々とお話を伺うことが出来てとても勉強になりました。人によって褥創の形、大きさ、治りにくさが異なる為に1人1人に合わせた治療を行うことが必要だということがとても奥深いと思いました。そして『薬剤師が褥創に関わることはまだ積極的に行われていない』と聞いて、薬の専門家である薬剤師が活躍できる分野はこれからまだまだ広がっていく可能性があると感じました。病棟での服薬指導を拝見した際は患者さんとの距離の近さに驚き、『信頼できるから関係ない話でもなんでも話してしまうんや』という患者さんの言葉が印象深かったです。
 初めてのインターンシップということもあり不安もありましたが薬局の方々には本当に温かく迎えて頂き感謝しています。精神科は暗いイメージを持たれがちですが実際に現場を見て私はその印象を全く持ちませんでした。やはり自分の目で見るのが一番で「イメージを覆す」という言葉そのものでした。先生方からはもちろん患者さんからも学ぶことが多く、本当に充実した4日間でした。精神科の患者さんは点ではなく線で見たときに変化が分かるという言葉を聞き、また是非参加させて頂こうと思いますのでその際は宜しくお願い致します。

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患者さんと信頼関係を築くことの出来る薬剤師
名城大学 Uさん 2015/1/31

 実務実習先の薬局が精神科クリニックの門前薬局であったことから精神疾患を患う患者さんとのコミュニケーション、服薬指導を行うことの難しさを感じており、『精神科の病院に勤める薬剤師が患者さんとどのように関わっているか学ぶため』今回インターンに参加させて頂きました。
 実際に患者さんと接している姿を拝見して思ったのは、患者さんが悩みや不安を打ち明けたり、笑顔で話したりと薬剤師の先生方を信頼しているということです。しっかりとした信頼関係を築いた上で指導にあたっているので先生の『薬剤師の一言で患者さんの状態が良くなることも、悪くなることもある』という言葉が非常に心に残りました。
 また精神科の病院ということで精神疾患とその治療薬に対する知識が主体で他の疾患については学べないという印象がありましたが実際は生活習慣病などの一般的な疾患を併発している方も多く、患者さんが身体疾患に対する相談等をしている場面を拝見して、精神科の病院においても精神分野だけではなく、全般的な知識が必要であり、また学ぶことが出来ると実感しました。

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